出産費用と出産の豆知識 〜子育ての理想と現実〜

羊水検査と絨毛検査

羊水検査

 

羊水検査とは、15〜18週くらいの時期に、羊水を採取してそこに含まれる代謝産物、又は、浮遊する細胞の染色体や遺伝子を検査し、胎児の先天性の病気や染色体異常などを調べるものです。国内では10,000件程度実施されています。費用は、病院によって差はありますが、一般的には10万円前後であることが多いようです。

 

全ての染色体を調べるケースもありますが、検査結果を早く出すために、決まった染色体だけに的を絞って検査する方法もあります。検査そのものは10分程度で終わるものですが、検査結果が出るまでには3週間程度かかります。

 

羊水検査によって流産を起こす確率は、200分の1〜300分の1と言われています。この数字を結構高い確率だと感じるか、思ったほどではないと感じるかどうかは、人それぞれだ思いますけど・・・。

 

染色体異常とは何でしょうか。染色体は46本あって、2本1組になっています。その染色体の数や状態が通常と違っていると、赤ちゃんの障害の原因となるのです。羊水検査を真剣に考える人の多くが、21番目の染色体が1本多いことで起こる、ダウン症候群を心配しているのではないでしょうか。

 

ダウン症候群の人には、顔つきに同じような特徴が見られ、知能の発育に健常者の2倍程度の時間がかかること、平均寿命が50歳程度であること、様々な合併症があることが知られています。もちろん、上記のデータはあくまでも、平均的なものを言っているだけなので、知能の発育の速度には個人差があるし、50歳を過ぎても元気に生きている人もいます。

 

羊水検査によって、生まれてくる我が子が、ダウン症候群であることがわかったとき、あなたならどうするでしょうか。別項でも書きましたが、このことについては、検査を受ける前に病院でしっかりと説明を受け、ご夫婦でよく話し合うようにしてください。

 

絨毛検査

 

絨毛検査は、日本で行うことは比較的稀な検査です。妊娠9〜11週に胎盤のもととなる絨毛組織を採取し、そこにある細胞を調べます。絨毛検査には、腹部に針を刺す方法と、腟から管を入れる方法があります。

 

絨毛検査は、羊水検査よりも早い時期に検査できるので、もし異常が見つかった場合の妊娠中絶の負担は軽くなりますが、羊水検査と比べて流産の危険性が、約10倍にもなるため相当な覚悟が必要な検査であると言えます。

 

日本では稀な検査ではありますが、全く行われていないわけではありません。最近では、以前から羊水検査を行っていた病院が、絨毛検査を取り入れて、どちらかを選択できるようにしているところも増えてきています。もし、検査結果に陽性が出てしまった場合、妊娠中絶をするということを決めている方もいます。そういった方が、絨毛検査をするケースが多いようです。

 

羊水検査よりも結果が出るのも早く、検査後2〜3日程度でダウン症などの異常についての結果が出て、最終的な染色体検査結果は、約2〜3週間後にわかります。費用はちょっと高めで、15万円程度が相場のようです。